サドルレザーを使用した、この二つの本革シート。
右側のシートは、革を張ったばかりのシートなんですが、
左側のシートも、元々は右側のものと同じ色をしていたんです。
なぜ色が違うのか・・・。
それは、時間がたつにつれて「いい味」が出たからです。
同じ革を使っていても、人それぞれ「味」の出方が違います。
履いているボトムの種類、体重やお尻のサイズ、住んでいる気候等々、
いろんな要素が重なり合って、その人だけの「味」が出るんですね。
そして、まさにオーダーメイドのような、自分だけにしっくりくる、
座り心地のシートになっていくわけです。
でも、お手入れが大変なんですよね。
整備などで入庫してくるバイクを見ても、とってもいい味が出ているシートは
ちゃんと、日々のお手入れをされているようです。
そして、その逆もあります・・・。
私が感じた、シートに関する「合皮」と「本革」のメリット・デメリットを
書いてみました。
合皮、本革を選ぶ上で、ご参考になさって頂ければ幸いです。