Monthly Archives: 3月 2020

Twin CAMの弱点、TC88ユーザーさん、カムテンショナーは大丈夫? (TC88 ’99-’06)

ツインカムTC88はたいへん優れたエンジンですが、メンテナンスを怠れないカムテンショナー (Cam tensioner) 問題というのがあります。 早ければ走行距離 4万kmくらいから。 5~6万km走行の車両では、ほとんどこの様にテンショナーの摩耗がみられます。  当時、アメリカでは構造的問題と問題視された時期もありましたが、時は流れ今や9代目を張る ミルウォーキーエイト(Milwaukee-Eight)の時代。 最近では、定期メンテナンスを行いながら乗るものとして、あまり騒がれなくなりましたね。

先日、久しぶりにテンショナー交換をさせていただいたので改めてまたご案内したいと思います。 TC88の中古車両は金額的にも手頃な車両も多いと思います。 このトピックスは特にUSEDを購入した方こそ、知っておいて損はありませんね。

該当年式は、1999年~2006年式までのTC88車両となります。 

’96 DYNAと’97 TC96cu” 以降、テンショナーは油圧式となりましたので耐久性があがっているので今回は除きます。   また、関連部品ではインナー/アウターのベアリング問題、クランクシャフト問題、ボルトの強度など他にもメンテナンスどころはありますがそれらも今回は割愛します。

摩耗してしまったテンショナー

このテンショナーはどこにあるかと言うとカムカバーを外すと見えるカムチェーンとカムチェストプレートの外側と内側に2個付いています。

新品とすり減ったカムテンショナーの比較

ご覧の通り、カムチェーンとテンショナーは常に接触しているのでこの摩耗は避けられません。 もし放置してしまうとこの樹脂が無くなり金属部とチェーンが直接接触してきます。 残った樹脂は破断しバラバラとなってオイルと共にエンジンを循環してしまうと大変困った事態になります。

解決方法は、

① 定期的なテンショナーの交換 (HD純正推奨) 。

② テンショナー自体の油圧化/カムギヤ化等。

などあります。

クランクシャフトまで辿り着いたら、シャフトのブレを検査します。 もし、クランクシャフトが大きくブレてしまっているエンジンは、ギヤ化が出来ません。 HDの指定する許容値とギヤメーカーが指定する許容値は異なり、ギヤ化するには、より厳しい僅かな振れのみ使用できる設定になっています。
今回のエンジンは、テンショナーのみをリプレイスする予定でしたがクランクシャフトの振れの検査も行いました。 結果は003と既定値内の僅かなブレのみでした! 何よりです。

——–今回の作業参考——–
2001年式 TC88
DYNA LOWRIDER
走行距離 48000km

年間1万km以上走る人は油圧化した方が将来のメンテナンス費用が結果安く抑えられますね。
ご参考にしてみてください。

走行距離である程度判断できますが、もしカムカバーからシャカシャカ音が聞こえてきたら要注意です!
早めにメンテナンスを行いましょう。

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タイヤグルーバー

昔のカットスリックを思い出します。
これでマキシスのダートラタイヤ にカット入れます。

お遊び事ですみません!

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キングアンドクイーン シート製作

シーシーバーに合わせてシートも製作致しました。 この辺り、既製品だとなかなかピッタリにならないのでワンオフで造る方がしっくり来ますね。

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Standard Shovel 納車祝い

こちら、先日 納車させていただいた Y様 。 これから楽しんで乗ってください!! 今後ともよろしくお願いいたします!

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インジェクション車両の診断、パフォーマンス チェックをおすすめします! 費用は1万円

ロデオではインジェクション車両の状態を診断するパフォーマンス チェックを行っております。 エアクリーナーや排気系を自分で交換してみたが,不調を感じるような場合、インジェクションチューニングを行う前にまずは診断してみたいというご質問を大変多く頂きます。  そんな時はパフォーマンス チェックを是非受けてみてください。

パフォーマンス チェック 費用
10000円 (税別)

シャーシ台を使い、パワー、トルク、空燃比などを測定し現状の状態を検証いたします。 過去行ってきた弊社のデーターと照らし合わせ、お客様の車種、年式で状態の善し悪しをアドバイスいたします。  エンジンの高温問題、ミスファイヤ、ノッキングなど症状などあればお伺いしてデバイスを含めご提案を致します。

尚、パフォーマンス チェックはご予約が必要となりますが、1時間程度で作業は終わります。
お気軽にご相談ください。

 

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DELORTO Carb Parts

XR1000 の ツインキャブ、 デロルト キャブレター 。 この加速ポンプのパーツが劣化して動きが悪くなってきたのでメンテナンス。 イギリスから取寄せました。

DELORTO Carb Parts

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ポジションはバイクの要です。

弊社のロデオモーターサイクルでは、ポジションに拘った乗りやすさにお応えできるよう様々なサービスを行っております。 こちらはSさんのフリスコで製作途中にハンドル、フットポジションを確認してもらう為に来社して頂いた時の模様です。 乗って走って楽しむにはやはりポジションは拘って造りたいですね。

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ワンオフ製作、キャリヤ、ハンドル製作

皆様、車両を乗り続けていると、色々使い勝手でほしい機能やスタイル、ポジションの再考などする時が必ずあると思います。 少し費用がかかる場合もありますが、積極的に自分のスタイルへ煮詰めて行けたらより楽しめると思いますよ! お気軽にご相談ください!

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Standard PAN 納車祝い

こちらも先日ご納車となりました Standard PAN。 U様、 楽しんで乗って頂けたら幸いです! 今後ともよろしくお願いいたします!

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BISON SHOVEL 納車祝い

先日、A様へご納車させて頂いたBISON SHOVEL。 お持ちのかっこいいトレーラーにて搬送して頂きました。 これからこの車両で楽しんで頂ければです! 今後ともよろしくお願い致します。

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OPEN HOUSE イベントの模様

久しぶりの投稿になりました。 日々、緊張感ある昨今でございますので皆様お気をつけてお過ごしください。  ロデオでは現在、通常営業を行っておりますので、ネタも溜まってしまいました。 少し前の OPEN HOUSE イベント模様を写真でご紹介しておきます。 ご来店頂いた皆様大変ありがとうございました。 また寄ってください!

出店業者様、ご苦労様でした。 また遊びましょう!
AGZZ様
オールドコインカンパニー様
T’Sデザイン様
スピリタストレーディングポスト様
ロデオ

 

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